SET THE SCENE / 材料と役割
ChatGPTにお客さん役を頼むやり方:材料を渡して始める
練習の舞台は、架空の「こもれび会議室」です。お客さんは4人で2時間使いたい人。どんな人へ何を説明するのかを決めてから始めます。
手元に置く練習材料
こもれび会議室
- 人数と料金
- 定員4人。1室1時間1,500円(税込)。人数で料金は変わらず、1時間から1時間単位。
- 備品
- 机・椅子4脚・ホワイトボードは室料に含む。プロジェクターはないが、持ち込みは可能。
- 予約方法
- フォームに希望日時・人数・連絡先を入力。受付から予約確定の返信を待つ。
空き状況や、ここにない設備・条件は分かりません。
ここで目指すのは、相手の質問に合う説明をすること。資料にある内容を全部一度に話す必要はありません。材料を見ながら答えて大丈夫です。
- ChatGPTを開き、画面に沿ってログインして新しいチャットを開きます。
- 下の例文をコピーしてメッセージ入力欄へ貼り、送ります。役割・材料・進め方まで入っています。
- 最初の質問が届いたら、自分の回答を同じ入力欄へ書いて送ります。音声入力や特別な設定は使いません。
お客さん役との練習を始める|コピーして試す
説明の練習をしたいので、あなたは下の貸し会議室を初めて使うお客さん役になってください。 私は受付担当として、自分の言葉で答えます。 【練習用の架空サービス】 名前:こもれび会議室 定員:4人 料金:1室1時間1,500円(税込)。人数によっては変わりません。 利用時間:1時間から、1時間単位。 備品:机1台、椅子4脚、ホワイトボード。備品代は室料に含まれます。 プロジェクター:ありません。持ち込みは可能です。 予約:専用フォームに希望日時・人数・連絡先を入力し、受付からの予約確定の返信を待ちます。 これ以外の設備・条件・空き状況は、この材料では分かりません。 【お客さんの状況】 4人で2時間の打ち合わせを考えています。 貸し会議室を初めて使うので、総額、備品、予約の進め方を知りたい人です。 【練習の進め方】 質問は合計3問、一度に1問だけ出し、私の回答を待ってください。 最初は「4人で2時間使うと、合計いくらですか?」と質問してください。 私が答えたら、私の説明とお客さんの状況に合わせて次の質問をしてください。 質問中は、答え・模範例・評価を先に出さないでください。 材料にない設備や条件があると決めつけないでください。 私が3問に答えたら、次の質問は出さず「3問終わりました。振り返りに進めます」とだけ返してください。 では、最初の質問をお願いします。
サービス・料金・条件はすべて架空です。操作はOpenAIの開始ガイド、依頼の組み立て方はプロンプトガイドを参照しています。
YOUR TURN / 自分で答える
説明練習の例:一問ずつ、自分の言葉で答える
最初はこの質問です。会話の見本を開く前に、自分ならどう答えるかを考えて、ChatGPTへ返してみてください。答えを作る役は、あなたです。
ChatGPT・お客さん役
4人で2時間使うと、合計いくらですか?
回答を送ると次の質問が届きます。その質問に答え、3問まで続けます。質問への答えと関係のない情報まで並べず、まず聞かれたことへ短く答えてみます。

3問の会話見本を見る
1つ目は、質問への答えが足りない説明にしています。
ChatGPT・質問1
4人で2時間使うと、合計いくらですか?
あなた・回答1
料金は時間制です。打ち合わせに使える備品もあります。
ChatGPT・質問2
資料を映すプロジェクターはありますか?
あなた・回答2
プロジェクターはありませんが、持ち込みは可能です。
ChatGPT・質問3
予約は、どうすれば確定しますか?
あなた・回答3
専用フォームに希望日時・人数・連絡先を入力してください。受付から予約確定の返信が届くのをお待ちください。
ChatGPT
3問終わりました。振り返りに進めます。
お客さん役に分からないことを聞かれたときの注意点
たとえば「駐車場はありますか?」には、この材料では答えられません。「手元の案内には記載がないため、確認が必要です」と返せば大丈夫。「多分あります」と埋めず、分かる範囲を伝えることも説明の練習です。
材料にない話へ進んだときの戻し方
自分やAIが、材料にない設備・価格をあるものとして話したら、同じチャットに下の例文を送ります。食い違いを材料と照合してから、「確認しました。お客さん役に戻り、残りの質問を一問ずつお願いします」と伝えて再開します。
練習を止めて材料に戻る|コピーして試す
いったん練習を止めます。最初に渡した【練習用の架空サービス】に戻ってください。 材料にない機能・価格・条件を補わず、不明なものは「材料では分からない」としてください。 先ほどの説明や質問に材料との食い違いがあれば、その箇所を示してください。 確認が終わるまで、次の質問は出さないでください。
TRY AGAIN / 説明を磨く
説明がうまくなるコツ:振り返って、もう一度説明する
3問終わったら、同じチャットに次の例文を送ります。何となく「改善点を教えて」ではなく、自分のどの言葉が、なぜ分かりにくかったのかを見ます。
自分の説明を振り返る|コピーして試す
ここからはお客さん役をいったん終え、説明の振り返りを手伝ってください。 このチャットで私が答えた内容だけを見てください。 ・伝わりやすかった点があれば、私の発言を短く引用し、何が伝わるか説明してください。 ・分かりにくい点があれば、私の発言を短く引用し、お客さんが何を判断できないかを2点まで挙げてください。 ・練習用の材料と食い違う機能・価格・条件があれば、私の発言と材料のどこが違うかを別に示してください。 無理に欠点を作らず、直す点がなければそう伝えてください。 この段階では模範解答や言い換え例は出さず、私が言い直すのを待ってください。
会話見本への振り返り例・編集部作成
「料金は時間制です」だけでは、総額が分からない
料金は時間制です。打ち合わせに使える備品もあります。
時間ごとに料金がかかることは伝わりますが、聞かれた「2時間の合計額」がありません。お客さんは支払う金額を判断できません。
一方、「受付から予約確定の返信が届くのをお待ちください」は、フォームを送るだけでは確定しないことが伝わります。
指摘をそのまま正解にせず、自分の発言と材料を見比べます。この例で直すのは、料金の回答に総額を入れること。1室1時間1,500円なので、2時間なら3,000円。1人分の料金と受け取られないよう、「1室の合計」と伝えます。
言い直す前
料金は時間制です。打ち合わせに使える備品もあります。
言い直した説明・編集例
4人で2時間なら、1室の合計で3,000円(税込)です。1室1時間1,500円で、人数によって料金は変わりません。
変えたのは言葉の飾り方ではなく、質問された答えを先に置く順番です。次の例文を同じチャットへ送り、質問が来たら、自分で考えた説明を返してみましょう。
同じ質問でもう一度練習する|コピーして試す
同じ材料、同じお客さん役で、料金の説明をもう一度練習します。 最初の「4人で2時間使うと、合計いくらですか?」だけを質問し、私の回答を待ってください。 答えや模範例は先に出さないでください。 私が答えたら、前の料金説明と比べて伝わりやすくなった点があれば、発言を引用して教えてください。 まだ分かりにくい点や材料との食い違いがある場合だけ、その箇所と理由を教えてください。 直す点がなければ、そのまま伝えてください。
言い直した後のフィードバック例・編集部作成
「1室の合計で3,000円(税込)」と最初に示したことで、お客さんが支払額を判断できます。材料の料金とも一致しています。この回答について、追加で直す点はありません。
練習を次に生かすコツ:3行だけメモする
聞かれたこと:4人・2時間の総額。
自分の癖:仕組みから話し、答えの金額が抜けた。
次に試すこと:総額→料金の根拠の順で説明する。
自分の練習でも、「聞かれたこと」「自分の説明で足りなかった点」「次に試すこと」をメモアプリへ残します。直す点がなければ、うまく伝わった言い方を残しましょう。
短い応用:同僚への説明にも使う
新しいチャットで、聞き手を「初めてルールを聞く同僚」に替えます。以下の材料だけで試せます。
同僚役に質問してもらう|コピーして試す
社内説明の練習です。あなたは、以下のルールを初めて聞く同僚役になってください。 私は説明担当です。質問は一度に1問だけにして、私の回答を待ってください。 答えや言い換え例は先に出さないでください。 【架空の練習材料】 共有棚を10月9日に整理します。 私物には10月8日までに名前を書いてもらいます。 名前のない物は総務で一時保管し、捨てません。 最初に「名前を書き忘れた物は、捨てられますか?」と質問してください。 私が答えた後、分かりにくい点があれば、私の発言と理由を1つだけ示してください。 材料との食い違いがあれば指摘し、直す点がなければそう伝えてください。
自分の返答の一例・編集部作成
捨てません。名前のない物は総務で一時保管します。私物には10月8日までに名前を書いてください。
「捨てられるか」という心配に先に答えてから、してほしいことを伝える練習です。
一度の練習で説明を完成させなくても構いません。一つの質問に答え、分かりにくかったところだけ言い直す。相手の聞きたいことへ答える感覚を、少しずつ確かめてみてください。
Q&A / よくある質問
ChatGPTのお客さん役練習について、よくある質問
ChatGPTのお客さん役とは?
ChatGPTに「初めて聞くお客さん」を演じてもらい、届いた質問に自分の言葉で答える練習方法です。文字のやり取りだけででき、音声入力や特別な設定は使いません。
お客さん役の練習は、どうやって始める?
ChatGPTを開いて新しいチャットを作り、役割・材料・進め方を入れた例文を貼って送ります。最初の質問が届いたら、同じ入力欄に自分の回答を書いて送ります。
材料にないことを聞かれたときの注意点は?
「手元の案内には記載がないため、確認が必要です」と返し、「多分あります」と埋めないことです。自分やAIが材料にない条件を話し始めたら、練習を止めて材料に戻る例文を送ります。
同僚への説明の練習にも使える?
使えます。新しいチャットで聞き手を「初めてルールを聞く同僚」に替え、共有棚の整理のような短い材料で試せます。やり方は第3章の応用例にあります。
執筆:三谷悠飛(シゴツグ運営責任者)。公式ガイド確認日:2026年9月11日。サービス・料金・会話は架空の練習例です。会話の見本と振り返り例は編集部作成で、実際の回答ログではありません。実際に返る質問や表現は変わります。図はCodexのimagegenで制作。2026年9月12日の更新では、見出しの見直し、注意事項の整理、Q&Aの追加を行いました。事実関係と出典の変更はありません。

