SEARCH / 元情報を探す
GoogleとChatGPTの使い分け方:まずは「何を比べるか」を決める
今回は徳島県立博物館と徳島県立近代美術館の利用案内を見比べます。知りたいのは「何時から入れるか」「通常の一般料金はいくらか」「休館の例外はあるか」。先に項目を決めると、ページを読みながら拾う情報が絞れます。
GoogleにもAIによる概要があり、ChatGPTにもウェブ検索の機能があります。どちらかにしかできない作業という分け方ではなく、元の情報を見つける→整理する→確かめるという手順を、今回は二つのサービスで試します。機能は利用環境によって異なります。(Google公式ガイド/OpenAI公式ガイド)
Google検索のやり方:施設名と「利用案内」で探す
- Googleを開き、下の検索語を入力します。2施設を別々に調べます。
- 検索結果から施設自身が運営するページを開きます。タイトルだけでなく、ページ内の施設名と運営元も確かめます。
- 「開館時間」「休館日」「観覧料」を探します。必要な部分を選択してコピーし、施設名・URL・確認した日と一緒にメモへ貼り付けます。例外が書かれた注記も含めます。
検索結果の短い説明やAIの要約だけでは、料金の対象や休館の例外が省かれることがあります。検索結果から公式ページの本文まで開くのが、この段階のゴールです。
編集部が2026年9月11日に両ページを確認。以下の情報はその時点の案内です。確認日は、ページが更新された日を意味しません。
ORGANIZE / 同じ項目で比べる
ChatGPTで比較表を作るやり方:「この資料を、この項目で」と頼む
資料がそろったら、ChatGPTで見比べやすい形にします。案内文は、必要な部分をそのまま貼れば大丈夫。自分で表や箇条書きに整える必要はありません。URLと一緒に渡すと、どの情報を使ってほしいかが明確になります。今回はウェブを再検索させず、手元の資料を並べる練習です。
- ChatGPT公式サイトを開き、画面の案内に沿ってログインして新しいチャットを開きます。
- 下の「例文をコピー」を押し、メッセージ入力欄へ貼り付けて送ります。資料A・Bも含まれているので、追加の添付は不要です。
- 表が返ってきたら、数字だけでなく「何の料金か」と出典欄も見ます。
操作の基本はOpenAIの開始ガイドを参照。
資料ごと貼って、比較表を作る|コピーして試す
以下は、公式案内を読んで編集部がまとめた練習用の確認メモです。 このメモだけを使って、徳島県立博物館と徳島県立近代美術館の比較表を作ってください。 ウェブ検索や、記憶からの補足はしないでください。URLは出典をたどるための記録です。 【比べる条件】 一般の個人1人、割引を使わない通常料金で比べます。 企画展・特別展の料金は合算しません。訪問日はまだ決めていません。 【資料A:徳島県立博物館「ご利用案内」】 URL:https://museum.bunmori.tokushima.jp/guidance.html 確認日:2026年9月11日(ページの更新日ではありません) 開館時間:9:30〜17:00。 常設展の一般・個人料金:400円。企画展の料金は別途設定。 休館:月曜、12月29日〜1月4日。月曜が祝日・振替休日なら翌火曜が休館。 5月3日または4日が月曜の場合は5月6日が休館。臨時に休館する場合もあります。 祝日・振替休日の常設展は無料。年齢等による減免もあります。 【資料B:徳島県立近代美術館「利用案内・アクセス」】 URL:https://art.bunmori.tokushima.jp/info/ 確認日:2026年9月11日(ページの更新日ではありません) 開館時間:9:30〜17:00。 所蔵作品展の一般・個人料金:200円。特別展の料金は展覧会ごとに異なります。 休館:月曜、12月29日〜1月4日。月曜が祝日・振替休日なら開館し、翌日が休館。 展示替などで休館する場合もあります。 祝日・振替休日の所蔵作品展は無料。年齢等による減免もあります。 【出力】 「開館時間」「対象の展示と通常料金」「別の展示」「休館と例外」「出典」の項目ごとに、資料A:博物館と資料B:近代美術館の情報を並べてください。 比較しやすい表形式にしてください。 出典欄は資料A/Bと対応するURLを残してください。 最後に「このメモだけでは決められないこと」を2点挙げてください。 ない情報は推測せず「資料に記載なし」とし、特定の日に開館するとは断定しないでください。
別の資料で使うには:【資料A】【資料B】の中身を、各公式案内からコピーした必要な段落に置き換え、名前・URL・確認日も直します。ページ全体ではなく、比べる項目とその注記を渡します。たとえば講座なら、対象者・開催日・受講方法が書かれた部分です。【比べる条件】と【出力】も、それに合わせて変えます。
整理後の見本・編集部作成
| 項目 | 資料A:博物館 | 資料B:近代美術館 |
|---|---|---|
| 開館時間 | 9:30〜17:00 | 9:30〜17:00 |
| 対象の展示と通常料金 | 常設展:一般・個人400円 | 所蔵作品展:一般・個人200円 |
| 別の展示 | 企画展は別料金 | 特別展は展覧会ごとに料金設定 |
| 休館と例外 | 月曜・年末年始。祝日等の場合の変更、5月の特例、臨時休館あり | 月曜・年末年始。月曜が祝日等なら翌日休館。展示替等の休館あり |
| 出典 | 資料Aの公式ページ | 資料Bの公式ページ |
まだ決められないこと:訪問日当日の開館状況/選ぶ企画展・特別展を含めた支払額。訪問日と展示が決まってから、公式案内を確認します。
両館の開館時間は同じですが、料金は「常設展」と「所蔵作品展」それぞれの通常料金です。「美術館は200円」とだけ覚えると、特別展の料金まで含むように受け取ってしまいます。比べる条件を残すことが、表を作る意味です。
施設情報そのものは上記の公式資料で確認しています。
VERIFY / 元情報に戻る
AIで調べ物をするときの注意点:表ができたら、元のページに戻る
きれいな表になっても、元情報の確認は残ります。特に日付・条件・数字を一度たどり直すと、短くしたことで意味が変わっていないか分かります。

この例では、3か所を確認します
- 数字と対象:比較表の出典リンクから両館のページへ戻り、「観覧料」を探します。400円は博物館の常設展、200円は近代美術館の所蔵作品展の一般・個人料金か、見出しと一緒に照合します。
- 例外:「休館日」を探し、月曜が祝日・振替休日の場合や年末年始の扱いを読みます。「毎週月曜休み」だけに縮めると例外が落ちます。
- 日付:訪問する日が決まったら、公式サイトのトップや展覧会案内にある最新のお知らせも確認します。9月11日の確認メモだけで、別の日の開館や料金を確定しません。
ページ内で見つけにくいときは、ブラウザーの「ページ内を検索」で「観覧料」「休館」などを探します。パソコンでは多くのブラウザーでCtrl+F、MacではCommand+F。スマホではブラウザーのメニュー内のページ内検索を使います。
確認箇所をChatGPTと整理したいときの例文
同じチャットに送ります。確認先を整理する依頼で、公式ページとの照合を済ませる操作ではありません。
元情報に戻るための確認メモを作る|コピーして試す
上の比較表について、公式ページに戻って人が確かめる項目を、3つに絞ってください。 「確認する項目」「資料AかBか」「ページ内で探す見出しや言葉」を並べてください。 あなたが公式ページを実際に確認したとは書かないでください。 特に、通常料金の対象となる展示、月曜休館の例外、訪問予定日の臨時休館を分けてください。
返答の一例・編集部作成
通常料金の対象 → 資料A・Bの「観覧料」。休館の例外 → 資料A・Bの「休館日」。訪問日当日の状況 → 各公式サイトの最新のお知らせ・展覧会案内。
資料どうしで違いがあったら、「どちらが新しいか」「同じ展示・同じ利用条件か」を先に調べます。AIに一つの数字へ丸めてもらうより、違いを残しておく方が、次に確かめる場所が分かります。
USE / 使う形に整える
調べた結果のまとめ方の例:確認した表を、自分が使えるメモにする
最後は「どんな形なら使いやすいか」を伝えます。自分用なら比較表、家族に見せるなら短い文章。確認した情報は同じでも、見せ方は変えられます。
同じチャットで、下の例文を送ります。今回は日程未定の架空の練習なので、「行く日も確認済み」とは書かせません。
家族に見せる3行メモにする|コピーして試す
上の資料A・Bをもとに、家族に見せる短いお出かけメモを3行で作ってください。 これは架空の練習です。訪問日はまだ決めていません。 1行目:両館の開館時間。 2行目:一般・個人の通常料金と、料金の対象となる展示名。 3行目:2026年9月11日に確認した案内に基づくこと、訪問前に公式の開館日・料金を確認すること。 「予約済み」「当日も必ず開館」など、資料にないことは書かないでください。
自分用のメモアプリに、整理した文章と両館の公式リンクを残せば、予定を決めるときに元情報へ戻れます。実際に共有するときは、その時点の案内を読み直して確認日も直します。
GoogleとChatGPTを使い分けるコツ:次の調べ物にも、同じ順番を
講座を比べるなら「対象者・開催日・受講方法」、道具を比べるなら「大きさ・対応するもの・付属品」。比べたい項目を先に決めてから、公式資料を集めるという順番は同じです。ChatGPTには資料にない項目を埋めさせず、確認が必要な欄として残します。
- 元情報のURLと、自分が確認した日を残す。
- 何を比べたいか、同じ条件・同じ項目で頼む。
- 出てきた表の数字や例外を、元情報へ戻って確かめる。
調べていて分からない言葉が出てきたら、ChatGPTに自分に合う説明を頼む学び方も試してみてください。
Q&A / よくある質問
GoogleとChatGPTの使い分けについて、よくある質問
調べ物でのGoogleとChatGPTの使い分けとは?
公式ページや最新の条件を直接確かめたいときは、Google検索から元のページへ行きます。複数の資料の違いや難しい説明を整理したいときは、ChatGPTに資料を渡します。最後は出典へ戻って確かめます(使い分けの考え方)。
ChatGPTで比較表を作るには、どうやって頼む?
公式案内からコピーした必要な部分を、URLと確認日と一緒に貼り、比べる条件と出力の項目を指定します。ウェブ検索や記憶からの補足はしないよう伝え、ない情報は「資料に記載なし」としてもらいます(比較表の頼み方)。
AIが作った表を使うときの注意点は?
日付・条件・数字を、出典リンクから元のページに戻って照合します。「毎週月曜休み」のように短くすると例外が落ちるため、休館日の注記も読み直します(元情報に戻る手順)。
別の調べ物にも同じやり方は使える?
比べたい項目を先に決めてから公式資料を集める順番は同じです。例文の【資料A】【資料B】の中身を必要な段落に置き換え、名前・URL・確認日も直します(次の調べ物への応用)。
執筆:三谷悠飛(シゴツグ運営責任者)。公式資料の確認日:2026年9月11日。施設の案内を使った架空の検討例です。応答見本とプロンプトは編集部作成で、実際のChatGPTの回答ログではなく、返答の形は変わります。画面の配置・表記や機能は利用環境によって異なります。検索結果の順位・表示やAIの実測比較を示す記事ではありません。図はCodexのimagegenで制作。2026年9月12日の更新では、見出しの見直し、注意事項の整理、Q&Aの追加を行いました。事実関係と出典の変更はありません。

