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徳島・香川の「いま」:使っている会社は3割弱

帝国データバンクが四国の企業に行った調査(2026年3月)では、生成AIを業務で「非常に活用」「やや活用」と答えた企業は、徳島県で27.6%(58社の回答)、香川県で30.2%(109社の回答)でした。つまり、徳島・香川では7割の会社がまだ使っていません。

生成AIを業務で活用していると答えた企業(2026年3月)

徳島27.6%
香川30.2%
四国7割は未活用

「非常に活用」「やや活用」の合計。徳島58社・香川109社の回答。

この数字は、二つのことを教えてくれます。ひとつは、いま始めても遅くないこと。もうひとつは、身近に「うちはこうやった」と話せる会社がまだ少ないこと。周りに前例が少ない分、最初の一歩で同じところにつまずきやすくなります。

出典:帝国データバンク「四国地区・生成AIに関する企業の動向調査」(2026年6月11日公表、2026年9月19日確認)。

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つまずき1:AIから入って、仕事から入らない

「ChatGPTで何ができますか」から相談が始まると、話が広がりすぎて決まりません。できることは多すぎるからです。逆に、「この作業が面倒」から始まると、使う場所が一つに決まり、試す範囲も、うまくいったかの判断も決められます。

シゴツグに最初に寄せられた相談も、AIの話ではなく、領収書の管理についてでした。紙で集まる領収書を、あとでまとめて処理する手間をどうにかしたい、という内容です。こういう相談は、大がかりな仕組みを作らなくても、「誰が集めて、誰が入力し、誰が確認するか」を聞き取り、読み取りと確認の順番を整えるだけで軽くなることが多いです。

誰が何をするか:AIは「読む」だけ、確認は人に残す

  1. 集める

    受け取った日にスマホで撮って共有フォルダーへ。

  2. AI

    読む

    日付・金額・店名の候補を出す。原本は残す。

  3. 確認する

    候補と原本を見比べて確定し、会計へ送る。

最初の仕事の選び方は中小企業のAI導入は何から始める?に、書類入力の整え方は領収書・請求書の入力を自動化するには?AIに任せる工程と人の確認にまとめています。

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つまずき2:相談先が遠く、現場を見てもらえない

「AI導入 支援」で検索すると、出てくるのは東京や大阪の会社が中心です。オンラインで相談はできますが、紙の書類がどこに置かれ、誰の机を経由して、どこで止まっているかは、画面共有では見えにくい。事務の困りごとほど、現場を一度見たほうが早く決まります。

徳島・香川には、地域で使える相談先があります。無料のものから順に挙げます。

  • 県の支援機関。徳島県では、とくしま産業振興機構が生成AI活用の補助金と専門家派遣を実施しています。香川県では、県とかがわ産業支援財団による無料のIT専門家派遣があります。制度の内容と期限は徳島・香川のAI導入補助金と支援制度で確認できます。
  • 商工会議所・商工会。会員向けの経営相談や、生成AIのセミナーが開かれることがあります。
  • 地域の支援事業者。シゴツグは徳島県鳴門市を拠点に、徳島県内香川県内へ訪問して、聞き取りから行っています。全体の支援内容は徳島・香川のAI導入支援(シゴツグのトップページ)にまとめています。

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つまずき3:使える人が社内に一人しかいない

社長か、若手が一人だけ使えて、その人が忙しくなると止まる。これが三つ目のつまずきです。徳島・香川の中小企業は、事務を一人か二人で回している会社が多く、その一人に導入も運用も集まりがちです。

避け方は二つあります。ひとつは、導入と社員研修を分けずに進めること。仕組みができてから教えるのではなく、試している段階から担当者と一緒に手を動かします。もうひとつは、社内の窓口を決めること。質問を受けて外の相談先へつなぐ人を、兼任でよいので一人決めます。

  1. 使う人を最初から2人にする。担当者と、確認する人。
  2. 手順を1枚のメモにする。「撮る→読み取る→確認する→送る」のように、誰が見ても分かる形で。
  3. 会社の情報をどこまで入力してよいかを決める。基準は会社の情報を生成AIに入力していい?の3段階で決められます。

研修の組み立て方は社員向け生成AI研修の進め方に、導入後に相談できる形はAI顧問とは何をしてくれるのかにまとめています。

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徳島・香川で始める順番:5つの段階

徳島・香川で始める順番

  1. 困りごとを書き出す無料

    今月、時間がかかった事務作業を3つ。AIの話はまだ要らない。

  2. 無料の相談先を使う無料

    県の制度、商工会議所、地域の支援事業者の初回相談。補助金は期限から逆算。

  3. 一つ選んで、小さく試す

    毎週起きて、結果を担当者が確認できる作業。今の手順と並行して1か月。

  4. 社員が使えるところまで整える

    手順のメモ、確認の担当、入力してよい情報の範囲。

  5. 続けるかを決める

    記録した件数と時間を見て、次に広げるか、ここで止めるか。

それぞれの段階でやることを、もう少し細かく書きます。

  1. 困りごとを書き出す。AIの話は後回し。「領収書」「注文書の転記」「見積書の下書き」のように、作業の名前で書きます。
  2. 無料の相談先を使う。県の制度に当てはまるか、商工会議所で相談できるか、地域の支援事業者に初回相談を頼めるかを確かめます。補助金を使うなら、申請の期限から逆算します。
  3. 一つ選んで、小さく試す。今の手順を残したまま並行して動かします。
  4. 社員が使えるところまで整える。手順のメモ、確認の担当、入力してよい情報の範囲。
  5. 続けるかを決める。記録した件数と時間を見て、次の作業に広げるか、ここで止めるかを決めます。

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費用の目安と、無料で使える相談先

費用は、対象の作業と、どこまで作り込むかで変わります。目安として、2026年の相場は、導入プロジェクトで30万〜150万円、月額顧問で5万〜30万円です。シゴツグの場合は、導入支援が初期費用30万円(税別、業務の整理からAIの選定、導入、社員研修まで)、導入後の継続相談が月額3万円〜5万円(税別)です。相場との比べ方は中小企業のAI導入費用は何で変わる?に表でまとめています。

費用をかける前に、次の3つを確認しておくと、見積もりが読みやすくなります。

  • 県の補助金や専門家派遣の対象になるか(期限と、申請者が自社であること)。
  • 外部ツールの利用料は誰が払うか。自社名義か、支援費に含まれるか。
  • 訪問の範囲。徳島県内・香川県内なら、訪問とオンラインを組み合わせられます。

初回相談は無料です。困りごとを書き出した1枚を持って話すところから始めれば、その場で「県の制度が先か、小さく試すのが先か」を一緒に決められます。

Q&A / よくある質問

徳島・香川でのAI導入について、よくある質問

徳島や香川で、AI導入をどこに相談すればいいですか?

無料のものから順に、県の支援機関(とくしま産業振興機構、かがわ産業支援財団)、商工会議所、地域の支援事業者です。シゴツグは鳴門市を拠点に、徳島県内と香川県内へ訪問して聞き取りから行っています(つまずき2)。

周りに使っている会社が少ないのですが、始めても大丈夫ですか?

徳島・香川で業務に使っている企業は3割弱なので、いま始めても遅くありません。前例が少ない分、最初の作業を一つに絞り、今の手順と並行して試すと安全です(徳島・香川のいま)。

事務担当が一人しかいません。負担が増えませんか?

導入の段階から担当者と一緒に手を動かし、確認する人をもう一人決めると、一人に集まりません。手順を1枚のメモにしておくと、担当が休んでも回ります(つまずき3)。

費用はいくらかかりますか?

相場は導入で30万〜150万円、月額顧問で5万〜30万円。シゴツグは初期費用30万円、月額3万円〜5万円(いずれも税別)です。県の補助金や無料の専門家派遣が使えるかを先に確認してください(費用の目安)。

徳島・香川の利用率は帝国データバンクの調査(2026年3月実施、6月11日公表)によります。領収書の相談は、実際にシゴツグへ寄せられた内容をもとにしていますが、会社や業種が分からないよう、人数・枚数・工程は架空の設定に置き換えています。特定の企業の事例や導入結果ではありません。相場の金額は2026年9月19日に確認した各社の公開情報で、変更される場合があります。県の制度の内容と期限は、各機関の最新の案内でご確認ください。